前世療法で高所を克服
40代 女性 Aさん
子供のころから、地面が見える高いところへ行くと「今にも地面に吸い込まれそう」な恐怖感を覚え、落ちることへの恐怖感で、観覧車に乗ることも、柵や塀の低い屋上の隅・崖などに近づくことができませんでした。
だからと言って、全ての高いところが怖いわけではないので、高所恐怖症とも違います。
あの、吸い込まれるなんとも言えない恐怖感。
ずっと、「私は前世で高いところから自殺でもしたのかな?」」そんな風に感じていました。
ヒプノセラピーで前世療法を行って頂き、
ひとつ前の前世、ふたつ前の前世、みっつ前の前世・・・っと、前世をさかのぼっていきました。
この時は、何かを克服しようと前世療法を受けたわけではなく、ただ、自分の前世を知りたかっただけでした。
その中である場面へと移りました。
前世をみて初めて納得
時代は、たぶん江戸時代頃です。
生まれたばかりの私が父親に抱えられていました。
そして、貧乏な家に生まれてしまったのか、赤ん坊の私は、自分の父親に口減らしのために崖から落とされる瞬間でした。
「父親に崖から落とされる」瞬間で、次の前世へと移して頂きましたが、今でもあの瞬間の映像ははっきりと覚えています。
とてもリアルな映像だったのですが、既に終わったことであり「第三者」として客観的に見ることが出来ていたため恐怖は全く感じませんでした。
前世療法でこの場面を見て、
「自分の父親に崖から落とされてたんだ・・・
あの高いところから吸い込まれ恐怖感は、
父親から崖から落とされた時の恐怖感だったんだ・・・」
あの何とも言えない恐怖感に対して、やっと、腑に落ちたのです。
前世療法でまさかの克服
それから、あまり気にすることなく過ごしていましたが、ある日、仕事でクライアント先の物件の柵のない屋上へ上り、端から下を確認することになりました。
「大丈夫ですか?怖くないですか?」
っと、聞かれたのですが、その時には何の恐怖も感じることもなく淡々と屋上の隅から下を覗き、無事に仕事を終えました。
数時間経ってからのことです。
「あれ?そういえば、吸い込まれる感じがなかった。恐怖感も何も感じなかった・・・」
この時、初めて克服できている自分自身に気が付きました。
はじめてヒプノセラピーを受けたときには、ぼんやりとしか映像を見ることができませんでしたが、何度か受けているうちに、ところどころはっきりと見えるようになっていきました。
前世療法でも、ひとつ目の前世だけでは、口減らしされた前世へは行けませんでした。
最初のカウンセリング時に、たった1回のセラピーでは難しいことの説明は受けていました。
そして、3回目のセラピーで3時間コースの前世療法を行って頂きました。
前世療法で受け入れることができたこと
このほかにも、
今まで、「妊娠したかもしれない。」と思った時にいつも感じていた不安と恐怖感も納得することができました。
好きな相手との子供を妊娠したと思っても、嬉しさよりも不安と恐怖心でいっぱいだった自分。
いまでは、納得してそんな自分を受け入れることが出来ています。
スタッフ:美槻からのひとこと
Aさんは、前世療法の中で克服することが出来ていますが、どの療法で克服することが出来るかは、人それぞれです。
前世療法で克服できる人もいれば、過去退行で克服出来る人もいます。
ヒプノセラピーで見た前世が本当にあった前世なのか、それとも、潜在意識が、必要な映像を前世として見せてくれているのか否かはわかりません。
ただ、言えることは、顕在意識で修正をしようとすると、どうしても潜在意識(無意識)が邪魔をするので、答えが見つかるまでに数年という長い年月がかかり、苦しい思いをします。
ヒプノセラピーでは、潜在意識に直接アクセスを行い修正を行うため、答えが見つかるまでに数回のセラピーで済みます。
そして、心地よいふわふわした状態の中でまるで夢を見ている感覚で進んでいきますので、苦しむことなくラクに楽しく修正を行うことが可能です。